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就労継続支援B型事業所でどんな仕事をするのか、仕事内容や給料、向いている人の特徴まで気になっている方も多いのではないでしょうか。
B型事業所の職員は、利用者の生産活動の支援から日常生活のサポート、個別支援計画の作成まで幅広い役割を担います。
本記事では、業務内容・職種・資格・1日の流れ・給料例をまとめて解説しますので、転職・就職を検討している方はぜひ参考にしてください。
就労継続支援B型とは?A型との違いは?

就労継続支援には大きく分けてA型とB型の2種類があり、対象となる利用者の状態や雇用契約の有無など、いくつかの点で明確な違いがあります。
B型事業所への就職を検討するうえで、まずはB型の基本的な位置づけとA型との違いを押さえておきましょう。
就労継続支援B型事業所とは?
就労継続支援B型は、障害者総合支援法に基づく就労系福祉サービスのひとつです。
一般就労が現時点でむずかしい障がいのある方に対して、就労の機会と必要な訓練を提供します。
利用者は雇用契約を結ばずに通所し、作業を通じて得た収益の一部が「工賃」として支払われるのが特徴です。
事業所によって取り組む作業はさまざまで、軽作業(袋詰め・封入・シール貼りなど)、農作業、清掃、カフェ運営、クラフト制作など多岐にわたります。
※工賃は事業所や地域によって異なるため、参考としてください。
就労継続支援A型事業所との違いは?
A型は利用者と雇用契約を結ぶため、最低賃金以上の給与が保障されます。
一方B型は雇用契約なしで、工賃は最低賃金より低いことが一般的です。
A型は就労能力がある程度あることが利用要件となりますが、B型はより幅広い障がい特性や体調の方が利用できます。
職員の目線から見ると、A型は一般企業に近い就労管理が求められ、B型は福祉的支援の比重が大きくなる傾向があるでしょう。
就労継続支援B型の対象となる利用者
B型の利用対象者は、厚生労働省の定めにより以下の3つに区分されています。
- 就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった方
- 50歳に達している者、または障害基礎年金1級受給者
- 上記2つに該当せず、就労移行支援の事業者などによる判断を受け、働くうえでの課題が確認されている方
※詳しい利用要件やご不明点は、自治体や相談支援専門員にご確認ください。
職員はこうした利用者の背景を理解したうえで、一人ひとりの状況に合った支援を行います。
就労継続支援B型事業所の業務内容!

B型事業所の職員が担う業務は多岐にわたります。代表的なものを以下にまとめました。
- 生産活動の支援:利用者が取り組む作業(軽作業・農作業・クラフトなど)の指導・管理・品質チェック
- 施設外就労の支援・連携:企業との連携による施設外での就労訓練のサポート
- 就労継続支援A型や就労移行に向けた支援:利用者のステップアップを見据えた支援計画の実施
- 日常生活の支援:体調管理、通所状況の確認、食事・清潔・安全面のサポート
- 利用者やその家族からの相談対応:日々の悩みや生活上の課題への相談に丁寧に向き合う
- 個別支援計画の作成:利用者ごとの目標・支援方針を定めた計画書の作成・更新
- 送迎:利用者の自宅や乗降ポイントまでの送迎(車両運転を担当する事業所も多い)
- 関係機関との連携:相談支援専門員、医療機関、家族、行政などとの情報共有・調整
これらの業務をすべての職員が均等に担うわけではなく、職種によって役割が異なります。
職員の職種は?

就労継続支援B型事業所の職員には、大きく3つの職種があります。
それぞれ役割や求められるスキルが異なるため、自分に合ったポジションを理解したうえで就職先を検討するとよいでしょう。
職員の職種は?
就労継続支援B型事業所の職員には、大きく3つの職種があります。それぞれ役割や求められるスキルが異なるため、自分に合ったポジションを理解したうえで就職先を検討するとよいでしょう。
サービス管理責任者
サービス管理責任者(サビ管)は、事業所の支援の質を統括するリーダー的ポジションで、個別支援計画の作成・管理や職員へのスーパービジョンを担います。
実務経験に加え厚生労働省が定める研修の修了が必要な、経験を積んだ職員が担うポジションです。
職業指導員
職業指導員は、利用者が取り組む生産活動・作業訓練の指導が主な役割です。
特定の資格要件は設けられていないことが多く、作業の専門知識や指導経験を持つ方が活躍できる、現場に近い職種といえます。
生活支援員
生活支援員は、利用者の日常生活全般のサポートを担う職種です。
体調確認や介助、声かけなど福祉的支援の比重が大きく、介護・福祉系の資格があると即戦力として評価されやすい傾向があります。
持っていると役に立つ資格はある?

就労継続支援B型の事業所で働くにあたって、法律上すべての職員に資格が必要とされているわけではありません。
ただし、以下の資格を持っていると転職・就職時に有利になるでしょう。
- 社会福祉士:福祉全般の相談援助を担う国家資格。相談支援・関係機関との連携・個別支援計画の作成など幅広い場面で活かせます。サービス管理責任者を目指す際にも実務経験の換算で有利に働くことがあるでしょう。
- 精神保健福祉士:精神障がいのある方への支援を専門とする国家資格。B型事業所の利用者には精神障がいを抱える方も多く、病気の特性を理解して関わるうえで大きな強みになります。
- 介護福祉士:介護全般を担う国家資格。身体介護が必要な場面にも対応できるため、重度の身体障がいがある利用者の多い事業所では特に重宝されます。
- 作業療法士(OT):作業活動を通じたリハビリ支援を行う国家資格。利用者の作業能力の評価や、適切な生産活動プログラムの設計に活かせます。
- 介護職員初任者研修:介護の基礎知識と技術を習得する入門的な研修。受験資格がなく短期間で取得できるため、福祉職への転職スタートラインとして活用されています。
- 介護福祉士実務者研修:介護福祉士国家試験の受験要件にもなっている研修。たんの吸引など一部の医療的ケアも学べるため、より幅広い支援に対応できるようになります。
就労継続支援B型事業所の仕事のやりがい・メリット!向いているのはどんな人?

就労継続支援B型事業所の仕事は、障がいのある方の生活に深く寄り添う分、やりがいも大きい反面、大変さを感じる場面もあります。
働くメリットや辛いこと、向いている人の特徴をあわせて確認しておきましょう。
仕事のやりがい
就労継続支援B型で働く職員が「やりがい」として挙げることが多いのは、利用者の成長や変化を近くで見られる点です。
通所当初は作業に自信がなかった方が、コツをつかんで手際よくこなせるようになる——そんな瞬間に立ち会えることは、この仕事ならではの喜びといえるでしょう。
利用者から「来るのが楽しい」「ここが居場所になった」と言われたとき、支援が人の生活に直接つながっているやりがいを実感できます。
A型や就労移行へのステップアップという目標に向けて、利用者と一緒に前進できる点もモチベーションの源になります。
就労継続支援B型事業所で働くメリット
事業所によって異なりますが、B型事業所で働くメリットとしてよく挙げられる点を以下にまとめました。
- 土日祝休みの事業所が多く、生活リズムを整えやすい
- 一般企業と比べてノルマや数字のプレッシャーが少ない
- 福祉の専門知識・スキルを実践のなかで積み上げられる
- 経験を積むことでサービス管理責任者などへのキャリアアップが目指せる
- 社会的意義の大きい仕事に就いているという充実感を得やすい
未経験から福祉職に転職する場合でも、丁寧に研修・指導が行われる職場が多く挑戦しやすいでしょう。
就労継続支援B型事業所で勤務するにあたって辛いこと
利用者の体調変化や行動上の困りごとへの対応は、精神的に消耗することがあるでしょう。
同じ支援を続けても変化が見えにくい時期は、成果を感じにくくてもどかしさを覚えることもあるかもしれません。
また、記録作成・計画書更新・関係機関との連絡調整など、支援以外の事務業務が多い点も職員が感じやすい負担です。
チームで情報共有しながら対処することが、長く続けるうえで大切になります。
向いている人の特徴
就労継続支援B型の仕事に向いている人には、次のような特徴があります。
- 相手のペースに合わせて丁寧に関わることができる
- 変化が小さくても継続的に支援を続けられる粘り強さがある
- 利用者の「できた」を一緒に喜べる共感力がある
- チームで連携しながら仕事を進めることが得意
- 福祉や障がい支援に対して純粋な関心・使命感を持っている
「すぐに結果が出なくても、人の成長に寄り添いたい」という気持ちがある方に向いている仕事です。
就労継続支援B型事業所の1日の流れは?

事業所によって異なりますが、職員の一般的な1日の流れは以下のとおりです。
- 8:00〜9:00:朝礼・申し送り、利用者送迎(出発)
- 9:00〜10:00:利用者受け入れ、健康チェック・挨拶
- 10:00〜12:00:生産活動の支援(作業指導・見守り・品質管理)
- 12:00〜13:00:昼食・服薬サポート、休憩時間の見守り
- 13:00〜15:00:生産活動の継続、個別支援・相談対応
- 15:00〜16:00:利用者送迎、記録作成・申し送り
- 16:00〜17:00:事務業務(計画書・日報・連絡帳など)
送迎担当の日は早朝から動き出すこともあります。
利用者ごとに支援の内容が異なるため、職員同士でこまめに情報共有することが欠かせません。
家族や相談支援専門員への連絡など、利用者以外との調整業務もすきま時間に行います。
就労継続支援B型事業所・大潟屋の取り組みを紹介
ここからは、鹿児島県で就労継続支援B型事業所を運営する大潟屋の具体的な取り組みをご紹介します。
利用者に平均月額48,000円以上の高水準な工賃支払いを実現
大潟屋では、令和7年度実績で平均工賃月額が48,000円を超えており、全国平均と比較しても高い水準の工賃支払いを実現しています。
近年の報酬改定では、工賃向上の取り組み状況によって事業所の報酬単価が変わる仕組みが導入され、利用者の就労支援という本来の目的に沿った運営が、これまで以上に求められる状況です。
大潟屋では、その人のペースに合った仕事を創出することを大切にしています。工賃を上げること自体を目的にするのではなく、高付加価値・希少価値のある商品の生産・加工に利用者が携われる環境を整えた結果として、高い工賃につながっているのが特徴です。
商品そのものの価値だけでなく、それを生み出す利用者の仕事にも目を向けてもらえるようなブランドづくりに取り組んでおり、利用者・消費者・地域社会にとって「三方良し」となる仕組みを目指しています。
高い工賃を実現する大潟屋の取り組み・取扱い商品
大潟屋というと「農業をしている事業所」というイメージを持たれることも多いですが、実際の取り組みはそれだけにとどまりません。
農福連携の取り組みとして、農薬を使わないお米や野菜を栽培し、地域のこども園の給食食材として届けたり、スーパー等で販売したりしています。
子どもたちが農園で収穫体験や農園あそびを楽しめる場としても開放しており、昨年度からは畑で育てる「陸稲米」の試験栽培にも農薬を使わない方法で挑戦している最中です。
コーヒーやはちみつなどの生産や商品づくりなど多様な仕事場を提供
2020年からは鹿児島県・喜界島で国産コーヒーの生産にも取り組んでいます。気候変動の影響でコーヒー生産地が縮小する「2050年問題」が指摘されるなか、栽培から抽出まで多くの工程に人が関われるコーヒーは、利用者それぞれが自分にできる役割を見つけやすい作物といえるでしょう。
そのほか、キルギス産ホワイトハニーやサジーハニー、オーガニック石鹸「白い蜂蜜石鹸」、喜界島産の島バナナケーキなど、幅広い商品を取り扱っている点も特徴です。
こうした商品づくりを通じて、大潟屋は農業にとどまらない多様な仕事の場を利用者に提供しています。
鹿児島の就労継続支援B型事業所・大潟屋では利用者を募集中!

大潟屋は、就労継続支援B型事業所として障がいのある方の就労支援にも力を入れています。
「自分のペースで、自分にできることを見つけながら働きたい」という方には、農業やコーヒー生産、商品加工など多様な仕事の場を用意しているので、きっと自分に合った役割が見つかるでしょう。
知的障がいやダウン症、高次脳機能障害、視覚障害、精神疾患など、障がいの特性や程度にかかわらず、一人ひとりに合った関わり方を大切にしているのも特徴です。
就労継続支援B型事業所の利用を検討されているご本人・ご家族は、見学・体験利用も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
\就労継続支援B型事業所の利用をお考えなら「大潟屋」/
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